DXLineでは、流入経路ごとに異なるメッセージをLINE友だちへ送信する仕組みを構築できます。
たとえば、QRコードの種類や流入元によって、案内文・クーポン・登録後メッセージなどを出し分けたい場合に利用できます。
本記事では、
DXLineの流入経路機能とSalesforceのトリガー / トリガーフローを利用して、流入経路ごとに個別メッセージを送信する方法を解説します。
流入経路ごとにメッセージを出し分ける目的
LINE友だち追加の流入元によって、ユーザーが求めている情報は異なります。
たとえば、店舗QRコード、キャンペーンQRコード、広告導線、会員登録導線など、流入経路ごとに最適な案内内容を変えることで、登録後のコミュニケーションをより適切に設計できます。
特に、友だち追加や遷移直後のタイミングで必要な情報を送信することで、ユーザーの次の行動につなげやすくなります。
この機能でできること
本機能では、次のような対応が可能です。
- 流入経路ごとに、LINE友だちへ送るメッセージ内容を変えられる
- DXLineで流入経路を取得したあと、Salesforce側で自動的に送信判定ができる
- ラインコマンドの新規レコードをきっかけに、個別の送信処理を自動実行できる
- トリガー / トリガーフローを使って、通常処理と個別対応を分けて設計できる
想定利用シーン
この仕組みは、たとえば次のようなケースで活用できます。
- 店舗ごとに異なるQRコードを読み取った友だちへ、店舗別の案内を送る
- キャンペーンごとに異なる流入経路を設定し、対象キャンペーンのメッセージを送る
- 来店導線・広告導線・会員登録導線ごとに、最適な案内内容を出し分ける
- 特定の流入経路だけに、追加フォローや個別メッセージを送る
処理の全体像

通常の流れでは、まず流入経路QRコードのスキャンをきっかけに処理が始まります。
その後、Salesforce上でラインコマンドレコードが作成され、一定時間後に友だちレコードの流入経路関連情報が更新されます。
個別要求に対応する場合は、別途トリガー / トリガーフローを使って、友だち送信を実行する構成にできます。
これにより、標準の流入経路更新処理と、個別メッセージ送信処理を分けて設計できます。
処理の流れ① 流入経路QRをスキャン
ユーザーが対象のQRコードを読み取ると、DXLineの流入経路機能により、どの流入経路から友だち追加・遷移したかを識別します。
処理の流れ② ラインコマンドレコードを作成
流入経路に応じた情報をもとに、Salesforce上のラインコマンドオブジェクトへ新規レコードを作成します。
このレコードが、後続の送信処理を起動するための起点になります。
処理の流れ③ トリガー / トリガーフローで送信条件を判定
作成されたラインコマンドレコードを対象に、Salesforceのトリガーまたはトリガーフローで条件判定を行います。
条件に一致した場合、公開Interfaceを使った送信処理を実行し、対象のLINE友だちへメッセージを送信します。
処理の流れ④ 友だちレコードの流入経路関連情報を更新
通常処理では、ラインコマンドレコード作成後、1分後に実行される後続処理として、友だちレコードの流入経路関連情報を更新します。
即時に実行する個別メッセージ送信処理とは役割が異なるため、処理の目的を分けて設計することが重要です。
個別要求対応の考え方
通常の流れとは別に、個別要求対応として、トリガー / トリガーフローから直接友だち送信を行う流れを設けることができます。
これにより、標準の流入経路更新処理とは分けて、次のような要件にも対応しやすくなります。
- 特定条件の流入経路だけ別メッセージを送りたい
- キャンペーンごとに異なるメッセージを送りたい
- 個別施策に応じた配信を行いたい
ラインコマンドレコードの考え方
送信判定では、DXLineが作成するラインコマンドレコードを利用します。
ラインコマンドレコードには、たとえば次のような項目が含まれます。
- DealCommand
- DealContent
- DealFlag
- DealUserKey
- ReplyToken
- UniqueKey
- ChannelID
このうち、bfml__DealCommand__c に line_member_update が設定されているレコードが、トリガー / トリガーフローの判定対象になります。
送信判定の条件
トリガー / トリガーフローのエントリー条件としては、少なくとも次のような考え方を利用できます。
bfml__DealCommand__c = line_member_updatebfml__DealContent__cの中にbfml__SourceOfTraffic__cが含まれている
つまり、流入経路情報を含む line_member_update のレコードが作成されたときに、個別メッセージ送信の対象として判定できる構成です。
送信処理の考え方
送信処理では、ラインコマンドレコード内に含まれる友だち情報とチャネル情報を利用して、公開Interface経由でLINE送信を実行します。
具体的には、レコードにある友だちのLineIdおよびチャネルIdを使って、対象のLINE友だちへメッセージを送信します。
これにより、作成されたコマンドレコードをもとに、対象の友だちへ自動でメッセージを届けることができます。
設定イメージ
運用上は、次のような設定イメージになります。
- DXLine側で流入経路を作成する
- 流入経路ごとに送信したい内容を整理する
- Salesforceでラインコマンドレコード作成の仕組みを用意する
- トリガー / トリガーフローで
line_member_updateとbfml__SourceOfTraffic__cを判定条件にする - 条件ごとに送信するメッセージ内容を分岐させる
- 公開Interfaceを使って送信処理を行う
導入メリット
本機能を利用することで、流入経路に応じたLINEコミュニケーションを自動化できます。
- 流入経路ごとに最適な案内ができる
- Salesforceのトリガー / トリガーフローを使って配信を自動化できる
- 通常処理と個別対応を分けて設計できる
- DXLineで流入経路を取得し、Salesforceで送信条件と送信処理を制御できる
まとめ|流入経路ごとの個別メッセージ送信で最適な案内を自動化
本機能では、DXLineの流入経路機能を活用し、流入経路ごとにLINE友だちへ異なる内容を送信できます。
Salesforceのトリガー / トリガーフローを使って、ラインコマンドの新規レコード作成を起点に送信処理を行うことで、通常の流入経路更新処理と個別送信要件の両方に対応できます。
流入元に応じたコミュニケーションを自動化したい場合に、有効な構成です。
